YSSジュニアコースの3年生から6年生の26名が、10月10日(金)~13日(日)まで奈良高田に遠征し、高田に集う全国の強豪の仲間とかけがえのない経験をさせていただきました。
U11:第42回高田招待少年サッカー大会参加
この大会は、奈良県大和高田市サッカー協会が主催し、全国大会常連のディアブロッサ高田が主管で開催される伝統あるU11の大会です。
原口元気選手を擁して日本一になった江南南(埼玉)をはじめ、全国大会優勝経験のあるセンアーノ神戸・オオタFCをはじめ、J下部のガンバ大阪、ヴィセル神戸、さらには九州の雄、中井など関東から九州まで全国大会出場経験のあるチームが招待されています。
我が山口SSは、2003年6期生が5年連続全国大会出場を果たした際によみうりランドで、高田FCの当時代表栗牧さんから「10月の5年生大会に来ませんか」声をかけていただき、山口SSは山口県から唯一の参加チームとして、全国の名門チームの仲間に入れていただきました。以来、コロナの3年間をのぞき、毎年参加させてもらっています。
おかげで、JFAU-12全国大会5位、バーモントカップ全国大会3位、チビリンピック全国大会準優勝と全国トップと肩を並べるまでになりました。
JFAU-12全国が8人制に変わった最初の全国大会では(14期)、東京代表横川武蔵野FC・和歌山代表FCバレンティアに勝利して2次ラウンドに進出。
19期のバーモントカップでは、予選リーグを全勝(前年度準優勝のマルバ千葉に2-1,沖縄の山内JFCに15-0,秋田のブレイジングトルシーダ大館FCに14-1)、得失点差は+29と圧倒的な強さを誇り、準々決勝で江南南に敗れたもののベスト8入りを果たしました。そして、昨年27期はEXILE CUP全国大会に初出場、全国7位の成績を収めました。
U12の全国大会でベスト8以上7回(3期バーモントBest8、7期全日5位、8期全日Best8、8期バーモント3位、9期チビリン準優勝、19期バーモントBest8、27期EXILE7位)の経験をもつ山口県チームはこの30年で山口SSのみとなります。
全国大会上位入賞の原点ともなった高田招待に出場することは、全国レベルをめざすU11チームにとって非常に意義の深いものがあります。
高田FCのご好意により、大会翌日にも交流戦を組んでもらい、より多くの強豪と試合をさせていただくことができました。
今回29期生も、夢を膨らませ世界に羽ばたこうと出場し、先輩たちが全国の仲間と絆をつくり全国大会で上位進出のきっかけとなったこの舞台に意欲的に挑みました。
結果は、予選リーグで全国優勝経験のあるセンアーノ、全国準優勝のファイターズなどと対戦し大敗を喫した末4位となりました。
しかしながら決して下を向くことなく4位トーナメントを戦いました。
4位トーナメントでは準々決勝の御所五條戦を力の限り頑張り、なんと無失点の0対0で終えることができました。
それでもPK戦で敗退してしまいました。心が折れそうな状況ですが、選手たちは決して下を向かずFMを戦いました。
FMでも勝てませんでしたが、選手たちは切り替えます。
3日目の交流戦では、活発に意見を出し合い、自分たちでゲームプランを立てる前向きさを見せたのです。
そして、交流戦の最終戦で、強い五色を相手に0点で抑え、引き分けることができたのでした。
とうとう最後まで得点することはできませんでしたが、この引き分けはみんなの努力の結晶であり、成長の証。
みんなで達成感を共有する瞬間に巡り合えました。
今回、関東から九州まで日本の優秀なチームばかりが集まっているこの大会ならではの貴重な学びができました。
U11チームは、この経験を糧に今後大きく成長していくでしょう。
さらに3泊4日の合宿遠征を通して、技術だけでなくマナーや人間力の向上の面からも大いに学び、大変有意義な4日間となりました。
高田の皆様、参加チームの皆様、大変ありがとうございました。
U12:高田招待交流戦
この大会は、今回初めてディアブロッサ高田がU11の高田招待の日程と合わせ、U12の交流戦も企画されたものです。
これから市リーグ終盤と全国大会予選を控えたU12チームにとて、絶好の強化の場としてありがたく参加させていただきました。
学校行事等で6年生が揃わなかった分、3年生を入れてのチーム編成でしたが、今いるメンバーで良好なコミュニケーションをとってベストを尽くす試合ができ、新たな強みを見出すことがでかきました。
さらに3泊4日の合宿遠征を通して、技術だけでなくマナーや人間力の向上の面からも大いに学び、大変有意義な4日間となりました。
高田の皆様、参加チームの皆様、大変ありがとうございました。
2025年10月11日(土)・グリーンフィールドかつらぎ
U11☆大会1日目
予選リーグ
Hブロック〔 JFCファイターズ (栃木)、センアーノ神戸、山口SS、EXE(大阪)〕
● 0-12 vs JFCファイターズ
● 0-10 vs EXE(大阪)
● 0-17 vs センアーノ神戸(兵庫)
Hブロック4位 → 4位トーナメント
U12☆交流戦1日目
● 0-3 vs山田荘
● 1-3 vs高田
得点者 浅井(アシスト河口3年)
○ 2-1 vs JFCファイターズ
得点者 浅井 浅井(アシスト三好)
2025年10月12日(日) 大和高田市総合公園グランド
U11☆大会2日目
4位トーナメント
1回戦
● 0-0(pk1-3) vs 御所五條(奈良)
FM結果
● 0-5 vs 五色
● 0-2 vs オオタ
U12☆交流戦2日目
● 0-5 vs山田荘
● 0-4 vs 高田
○ 6-0 vs中井
得点者 浅井2 吉山2 高橋2
○ 7-7(PK3-1) vs五色
得点者 吉山3 高橋2 小村1 金山3年1
2025年10月13日(月) グリーンフィールドかつらぎ
U11☆高田3日目
交流戦
● 0ー2 vs 西宮
● 0-2 vs 西宮
● 0-1 vs 五色
● 0-7 vs 五色
△ 0-0 vs 五色
U12☆交流戦3日目
● 0-4 vs 高田A
● 0-1 vs 高田A
○ 2-0 vs高田B
得点者 高橋(アシスト金山3年) 高橋(アシスト三好)
△ 0-0 vs高田B
○ 2-0 vs五色
得点者 吉山(アシスト浅井) 金山3年(アシスト小村)
選手たちの振り返り作文より ~学んだこと、よかったこと~
〔6年生の作文より〕
・どんな状況であろうとサッカーを愛して全力で楽しむということです。スランプや体調が良くないことなどいろいろあってもこのことを忘れないようにします。
・この遠征で成長が見れた反面、課題を見出すこともできました。例えば、ストッパーのときに上がっていくとき、スピードを出しすぎたためタッチが大きくなってしまい相手にボールを取られカウンターをくらったり、相手を引き付けてパスしようとしたときレベルの高い相手だと、相手の寄せが思ったよりはやくて近づきすぎてしまいボールロストしてしまったことなどです。
・この遠征ではプレー面だけでなく生活面でもいろいろと学びました。例えば「いただきます」「ごちそうさまでした」と感謝することや宿舎で使った布団を重ねて返すとき、角を豆腐のように揃えて重ねることなどです。
・学んだことは、先生がおっしゃられたことを素直に受け取って行けば必ず次の自分への第一歩へとつながるということです。ぼくも3年生からこの遠征に行かせてもらっていて、ここでいろんなことを指導してくださったから、ぼくはプレー面でも生活面でもゆっくり一歩一歩成長できているんだと思います。
・この3日間、ぼくを1から鍛え直してくださりありがとうございました。この経験を次に生かし先生の自慢の教え子になります。
・相手より先にボールにさわること、ボールを流さないことを意識し少しずつできるようになりました。シュートも撃てましたがキックの質がまだまだなので練習したいです。
・体は食べたものでできる 心は聞いた言葉でできる 未来は言った言葉でできる
・「食べきる」「走りきる」は通じている。なんでも「やりきる」が大切。
・ステップのはやさがいかに大事かです。ステップをはやく踏むと出足がはやくなりボールが奪えました。
・浮き球の競り合いのとき足で行くと相手にバランスを崩され負けてしまう。なので体ごとボールに行き、走りながら身体ごとボールをまえに運ぶようにしたいです。ボールが相手にあたってはねかえったらはいてより先に体を入れて回収します。
・ネガティブトランディションの時、自分がサイドのポジションだからと言ってサイドのばかり気にしていたけど、まずは中にいる相手の選手の位置を観て自分の立ち位置を調節することがわかりました。
・ただゴールに向かってシュートするだけでなく、「ニア上、ファー下」の原則や相手キーパーとの駆け引き、さらには相手キーパーに対し味方と2対1をつくることを学びました。
・チャレンジしてくじける失敗は本当の失敗ではない。本当の失敗はチャレンジしないこと。チャレンジせずに終わっていたら成長できないから、できないことや苦手なことにもチャレンジする価値がわかりました。
・チャレンジ&カバーで絶対に二人同時に行かないことを学びました。
・攻撃が終わったらそこで休まず、一旦全速で定位置に戻ってから休むことがわかりました。
・この遠征で自分の課題は、チャレンジ&カバーのカバーの位置が後ろすぎることとシュートの質を上げることだとわかりました。
・今まではトップスピードで縦に行くしかなかったけど、スピードに変化をつけたりやわらかいボールタッチからパスやクロスを出したりドリブルからの選択肢が増えました。おかげでアシストが増えました。
・ネガティブトランディションの時の戻りが遅いのが課題だったけど、先生が声をからしてまでご指導くださり、高田戦で攻めた後思いっきりダッシュで帰ることができました。
・素直になるとプレーのレベルも上がる。ぼくは3年生のころから素直な性格ではありませんでした。だから指導されてもすぐに受け止めることができませんでした。でも、先生に信じてもらって、ぼくは素直になったと認められました。そうするとプレーもたくさん上達し、できることが増えました。このようにぼくは、先生やSSのみんな、お父さんお母さんのおかげでたくさんのことを学びたくさんのことができるようになりました。この遠征で学んだことを全日や市リーグに必ず生かしていくのでこれからもご指導よろしくお願いします。本当にありがとうございました。
・裏に出されたときのDFとのコミュニケーション「キーパー」「クリアー」を習慣化させることと、押し上げていつときは玄関先まで出て仕事をすることを意識しながら試合ができました。
・この3日間僕たちが普段できないような貴重な体験をさせてくださりありがとうございました。この3日間で学んだことことは、食べ物を粗末にしないこと、FPとのコミュニケーション、判断をはやくする、玄関先まで出るということです。最後高田戦で勝てたけど、まだまだ自分たちに足りないところもあるので、しっかり素直に話を聞いて先生を全国に連れて行き絶対優勝するのでこれからも厳しいご指導をよろしくお願いします。
・目で情報を得ることです。空いてるスペースが見つけられるし味方とコミュニケーションができるからです。
・高田でできるようになったことは、目で情報を得ることで相手にボールをぶつけなくなったことです。前までは相手にボールをぶつけて相手のチャンスにしてしまっていたけど、高田遠征で相手にぶつけないことができました。
・先生のお話をまじめに聞くことです。言葉は一つ一つ大事なことを言われていて、試合でも間違っているところを声を掛けてもらい、試合や生活に生かせることがわかりました。
・先生のおかげで試合の時は全力でプレーすることや食べ物のありがたみを学ぶことができました。ぼくは高田遠征に行って前の自分より強くなることができました。先生、高田遠征でぼくを強くしてくださりありがとうございました。
〔5年生の作文より〕
・食べることの大切さを学びました。食べ物に感謝して残さず食べる。たくさん食べることで体づくりになる。
・ステッピングをして相手に飛び込まない。最後はスライディングして体を投げ出してでも止める。
・ポジションがDFでも、チャンスと思えば上がることです。上がらないとセカンドボールも拾えず相手ボールになってしまうからです。
・声を出すことです。DFは全体が見やすいからです。
・ボールを大切につなぐことです。トラップミスやパスミスでボールを失うことをなくしたいです。
・限界まで走ることです。先生の「走ることが好きにならなきゃ」という言葉が心に残りました。
・「いただきます」「ごちそうさまでした」の言葉の意味を教えてもらいました。
・PKなどの緊張した場面では落ち着くことです。
・ボールを取るときに姿勢を低くすることです。ぼくは姿勢が高くなかなかボールが取れないから次の練習から挑戦したいです。
・あとボールを持っている相手にアプローチするとき、走って相手を通り抜けることがあるので、通り抜けずにピタッと止まることです。
・正面から守備することです。教えてもらって実行するとすごくボールが取りやすくなりました。他の試合でも採用して強くなりたいです。
・走ることが好きになることです。最初の方はすぐにバテて歩いていたけど、風を切って走ることは楽しいと気付いてもっと走りたいという気持ちにことができました。
・ステッピングを速くすることです。ステッピングをしないと相手の動きに遅れボールが取れないしスライディングのタイミングも逃すからステッピングするクセを付けたいです。
・限界まで走る。ロケットで帰るです。限界まで走らないと攻撃も守備もできないとわかりました。
・ぼくを試合に出してくださりありがとうございました。一番学んだことは、攻めるときは積極的に前に行くことです。この経験を次に生かすのでこれからもご指導をよろしくお願いします。
〔4年生の作文より〕
・情報のほとんどは目で取ることです。
・食べ物に感謝して食べることです。米一粒でも残さないように食べます。
・山口県以外の相手は、ドリブルもパスもうまく点をたくさん取られ、めっちゃ強かったです。でも最後の日は自分たちで作戦を考え5点以下で抑えられました。
・ぼくが3日間で学んだことは勢いよくボールに向かって行くことです。
・ぼくは全国レベルのチームと試合ができてうれしかったです。この経験を次に生かします。ぼくたちのために奈良県に連れて行ってくださってありがとうございました。
・せめた後はすぐ戻ることです。キーパーは玄関まで出ることと声を出すことです。
・ぼくが誕生日の時に、ぼくに内緒で6年生や先生がケーキや帽子を準備してくれたり、みんなも内緒で歌など練習してくれたりしてうれしかったです。
〔3年生の作文より〕
・パスを出すときちゃんと見て出すことです。
・この遠征に来る前はごはんが全然食べれなかったけど、この遠征に来たら倍くらい食べれました。
・姿勢を低くしてディフェンスすることです。先生から教えてもらい姿勢を低くしたらこけにくかったです。
・相手が強い6年生だと奪ったボールを取り返されたので、取られる前にパスすることを覚えました。キーパーの時は正面に入ることを教わりました。
・スリッパを揃える癖をつけました。
・突っ込んで入れ替わられないように、ステッピングしながら止まることです。
・シュートを打ったら終わりではなく相手より前へ動いておくことです。
・こぼれ球をシュートするときトラップして詰められるならダイレクトで、詰められる心配がなければトラップして正確に打つことを区別することを学びました。
・挨拶を習慣づけることの大切さを学びました。
・ぼくたちが食べているものは命をいただいていることを学びました。
・家や学校の給食で苦手な食べ物のの練習をして、次の遠征では時間に間に合うように食べます。
・これからいろいろなことを学びたいからご指導をよろしくお願いします。
・正面からボールを取ることと食べ物に感謝することです。
・一番良くないときの自分が、自分の実力だということを知りました。
・できると思えばできるということを知りました。
・できるようになったことはスペースを見つけることとサイドのドリブルで相手を抜くことと重心を低くして守ることです。
・ぼくを遠征に連れて行ってくださりありがとうございます。
































