<期日・会場>
2024年6月9日(日) 1・2回戦 きらら博記念公園サッカー・ラグビー場、スポーツ広場
6月15日(土) 準々決勝・準決勝 キリンレモンスタジアム人工芝多目的グラウンド
6月16日(日) 3位決定戦・決勝 キリンレモンスタジアム陸上競技場(防府市陸上競技場)
<主催> (一社)山口県サッカー協会 KRY山口放送
<主管> (一社)山口県サッカー協会第4種委員会
<後援>山口県 防府市教育委員会 山口市教育委員会 読売新聞社
<特別協賛>トヨタカローラ山口 山口トヨペット
<大会方法>32チームによるトーナメント方式
この大会は、昭和63年にJAが協賛、県協会とKRYの共催で始まり、今年37回目を迎えるU12の山口県NO.1を決める大会です。
我がYSSはこれまで17回出場(1期、2期、3期、4期、5期、6期(2チーム出場:市ではBチーム優勝、A2位、県大会ではAが優勝)、7期、8期、9期、10期、11期、12期、13期、19期、20期、21期、25期)、7回の優勝(5期、6期、7期、8期、9期、11期、13期)を飾っています。
今回27期は市予選に2チーム出場(山口SS、山口SSソアラ)、両チーム健闘しました。
結果、山口SSが山口市3位となり、6位以上に与えられる県大会出場権を得ました。
そして、山口SS27期の選手権へのチャレンジが本格化。
課題を分析し、強化のための遠征、TMを組み、特別練習も組み入れました。
後悔しないで済むように、できるだけの準備をして臨みました。
結果は、1回戦2回戦を勝ち上がり、7年ぶりにベスト8のステージに立ちました。
しかしながら、準々決勝では0-1と惜敗。
サッカーの神様はその先の世界を見せてはくださいませんでした。
<結果>
1回戦
〇 5-0 vs麻里布サッカークラブ (Bコート サッカー・ラグビー場)
得点者 ①得利 ②部坂(アシスト得利) ③オウンゴール ④品川 ⑤品川
2回戦
〇 8-2 vsバンブーフットボールクラブ (Bコート サッカー・ラグビー場)
得点者 ①品川 ②得利 ③田中(アシスト品川) ④品川(アシスト田中) ⑤丸山 ⑥田中 ⑦部坂 ⑧吉山(アシスト池田)
準々決勝
● 0-1 vsPerna・Futuro FC
最終結果 ベスト8
今回20期以来、7年ぶりのベスト8。
2,555日かかりました。
だからこそ、見えてきたことがあります。
◇素敵な選手・保護者との出会いに感謝
ベスト8という成績を収めてくれた選手、全面的にチームを支持してくださる保護者に感謝の念を強く抱きます。
この素晴らしい出会いあったからこそ起こせた奇跡です。
何事も原因があって結果が出ます。
27期が作ってきた原因は?
それは、学ぶ力です。
週末の試合毎に学んだことをサッカーノートに記録し発表し、次の練習に繋げてきました。
この学びが今回の結果に結びついたと考えます。
保護者の皆様も、クリエイティブで主体的な行動が目立ちます。
いわゆる献身的とは違います。
当事者意識がないと湧きあがってこない行動です。
例えば、応援でメガホンを用いたり応援歌を復活させたり。
◇「サッカーは子どもを大人にし、大人を紳士にする」(デットマール・クラマー)
子どもと大人の違いは?
大人は、子どもと違って責任をとる存在です。
大人と紳士の違いは?
紳士は自分の責任を果たしたうえで、他の人の幸せに資する存在です。
これは、まさに今27期が行動している姿に当てはまります。
ノートに友達や相手の良いところを見つけリスペクトした上で、自らの課題をあぶりだしながら自らの責任で成長しようとする選手は大人です。
保護者としての立ち位置を見極め、今何ができるか何をすべきか最善の工夫をし、チームが幸せる行動をとりながらも自らも生き生きしてる保護者は紳士です。
◇今の結果で一喜一憂しない
「可能性へのチャレンジ」は、マイナスもプラスに繋げることなしには成し得ません。
幸い27期は、結果から学ぶ力をもっています。
負が大きければ大きいほど正に転じた時の果実の味は、至福のものとなるでしょう。
辛く、悔しい気持ちを味わわせてくれた相手チームやこのビックな大会に感謝し、さらに強くなると確信します。
◇サッカー×今を全力で生きる=愛されるチーム・豊かな人生
県選手権の応援席には、選手の家族以外にOBや保護者OB、それに岩国キッカーズ時代の保護者の姿もありました。
保護者OBの俵さん(20期22期)はキットカットの差し入れも。キットカットは、当時「きっとかつ」縁起物として、試合前のエネルギー補給に使っていたものです。
俵選手(兄)はフットサル全国大会でベスト8の5年生ながらの出場メンバーです。
岩国キッカーズ時代の保護者の西森さんはベスト8進出を聞いて岩国から駆けつけてくださいました。
西森選手は得利コーチの1つ上。第7回のこの大会で3位になった思い出があります。
20年経っても、防府市陸上競技場で3位を収め記憶は色褪せることがありません。
西森さん2,500日間も待っていてくれてありがとう!
山の頂点から海深いどん底へ落ち、海底へ両足を着きました。
頂上の景色も素晴らしかったけど、海底の景色も今思えば竜宮城。贅沢?な時間2,500日は瞬く間でした。
サッカーというプラットフォームを通して、その時その時を一生懸命生き抜く人同士が繋がり、やがてかけがえのない縁となる。
この世に生まれてきてよかった。私を産んでくれてありがとう。命を授けてくださったご先祖様ありがとう。
そして、いつもそばにいてくれるサッカーありがとう。
このように多くを感じさせてくれ、27期とともに歩む勇気を与えてくれたことこそが、今回の県選手権の実のある結果です。
試合後、応援席に向かい、まだ気持ちの整理もつかないまま整列する選手たち。
キャプテンの部坂くんが気丈に挨拶を述べました。
選手が揃って一礼すると温かい大きな拍手が送られました。
選手たちは、この励ましと期待の拍手を決して忘れないと思います。
心の中で、「次は歓喜の拍手に変えてみせる。」と唱えたはずです。
可能性を信じて選手たちを支えてくださり、チームの価値を高めてくださった保護者の皆様、OBの皆様、サポーターの皆様、関係者の皆様に心よりお礼申し上げます。
末筆になりましたが、大会を開催運営してくださいました関係各位、対戦してくださったチームの皆様、関わってくださった全ての皆様にお礼申し上げます。
ありがとうございました。