<期日>11月3日(祝金)
<会場>あじす元気ランド
<主催>(一社)山口県サッカー協会
<主管>山口市少年サッカー連盟
<試合結果>
予選ラウンド 1回戦
● 0-2 vs吉敷

この日、26期生にとって公式戦最後のサッカー大会であり最高峰の大会である全国大会予選が開幕しました。

この全国大会は、昭和52年にJFAの主催で始まり、今年47回目を迎えるU12国内最高峰の大会です。我がYSSはこれまで9回出場(2期、3期、4期、5期、6期、7期、8期、9期、14期)、2次ラウンド進出4回(4期、7期、8期、14期)、全国5位(7期)、通算成績20勝、14敗、2分という成績を残しています。

過去最多の全国出場を誇るYSSの伝統を受け継ぐ26期生は、山口ブロック大会4位以上に与えられる県中央大会への出場権を懸けて初戦の吉敷戦に挑みました。
組合せは、市リーグの結果で決まっており、6位の山口SSは上位である4位の吉敷との対戦です。

昨年4年ぶりに県大会に出場した25期生(現中一)とその保護者らも駆けつけ見守る中、後輩選手や保護者、ご家族、サポーターの応援を追い風に力一杯の戦いが始まりました。
8月のインテグラルキャンプで自分たちのサッカーを自分たちが創出する習慣が芽生え、普段の練習や生活にも自主性が出てきた選手達、市リーグや招待大会等のゲームを通して実力がついてきた実感を得るまでになりました。

そして期待が高まる中、キックオフのホイッスル、選手たちはそれぞれの役割を感じながら積極的に動き出しました。
ところが、前半の早い時間帯に相手左サイドからの攻撃で失点。
でも、選手たちは動じることなく対策を講じて、まずはゲームの安定化を図ります。
そして、落ち着いてきたところで前へのビルドアップを果敢に試み、徐々に攻撃に転じていきました。
スコアは0-1のままで前半終了。
後半に入るとさらに攻撃を強めます。ベンチのメンバーも役割を見つけて動き出しました。
あと一歩で得点というシーンを作りますが、なかなか得点に至りません。
終盤は前がかりに攻め込んだ状態からカウンターで2失点目を献上してしまうことに。
それでも、最後のホイッスルまで全力を尽くして相手ゴールをめざして戦い抜く選手達は躍動しました。ベンチも応援席も一緒でした。
結果は0-2となりましたが、たった2人の6年生の頑張る姿と2人を盛り上げながら5年生以下も一つにまとまったチームワークは見る人を感動させるものとなりました。

応援席からは、そんな選手たちに惜しみない拍手が送られました。
保護者の皆様をはじめ多くの関係者、応援してくださっているすべての皆様とも夢と感動を共有できたかけがえのない瞬間です。

YSSは伝統的にピッチ内もベンチも応援席も一体となってみんなで戦い、みんなで感動を分け合うチームです。
この姿は、本当に美しいといつも誇りに感じます。

勝ち負けよりも大切なものだと思います。
勝つことよりも難しいことだと思います。
YSSは、創立以来勝つことよりも尊いものを大切にしてきました。
すると、結果、全国2位3位の成績を収めるまでになりました。

この調子でいけば今のYSSは全国一、世界一になれないはずがないと考えます。

 

 

最後に、謙虚な心で取り組ませてもらい、成長させてもらえた全国大会という存在に感謝申し上げます。
そして、頑張る子どもたちを支え、チームの取組の価値を高めてくださった保護者の皆様、OBの皆様、サポーターの皆様、関係者の皆様に心よりお礼申し上げます。

末筆になりましたが、大会を開催運営してくださいました関係各位、対戦してくださったチームの皆様、関わってくださった全ての皆様にお礼申し上げます。

ありがとうございました。