この大会は、奈良県大和高田市サッカー協会が主催し、全国大会常連のディアブロッサ高田が主管で開催される伝統あるU11の全国レベルの大会です。
参加32チームの顔ぶれは、原口元気選手を擁して日本一になった江南南をはじめ、JFAU-12全国大会またはチビリン全国大会またはバーモントカップで優勝経験のあるセンアーノ神戸、セレッソ大阪、ディアブロッサ高田、オオタFC、ガンバ大阪、準優勝経験のあるJSCファイターズ、山口SS、さらには九州の雄中井など関東から九州まで全国大会上位経験のあるチームを中心に名門チームばかりです。今回は海外からオーストラリアもチームも参加します。

我が山口SSは、5年連続全国出場の折、高田FCの栗牧代表から「10月の5年生大会に来ませんか」声をかけていただき、山口SSは山口県から唯一の参加チームとして、全国の名門チームの仲間に入れていただきました。
以来、コロナの3年間をのぞき、毎年参加させてもらっています。

おかげで、JFAU-12全国大会5位、バーモントカップ全国大会3位、チビリンピック全国大会準優勝と全国トップと肩を並べるまでになりました。
JFAu-12全国が8人制に変わった最初の全国大会では(14期)、東京代表横川武蔵野FC・和歌山代表FCバレンティアに勝利して2次ラウンドに進出。
19期のバーモントカップでは、予選リーグを全勝(前年度準優勝のマルバ千葉に2-1,沖縄の山内JFCに15-0,秋田のブレイジングトルシーダ大館FCに14-1)、得失点差は+29と圧倒的な強さを誇り、準々決勝で江南南に敗れたもののベスト8入りを果たしました。

全国大会で上位をめざすチームばかりが招待されるこの大会に連続出場し、その仲間に居させてもらい続けてこれたことが全国大会で結果を出す山口SSを育ててくれたのです。

今回夢を膨らませ世界に羽ばたこうと出場した選手は、先輩たちが全国の仲間と絆をつくり全国大会で上位進出のきっかけとなったこの舞台で躍動しました。
予選リーグを、1勝1分1敗でリーグ2位となり、何と19年ぶり3度目の決勝トーナメント進出を果たしたのです。
さらに、レベルの高い決勝トーナメントもたくましく戦い抜き、最終戦ではオーストラリアとの国際マッチという幸運も舞い込み、世界に羽ばたこうと出場した選手たちには願ってもない文字どおりの大会となりました。

 

トピックを一つ。
宿舎を立つ朝、選手たちが寝具の片付けと部屋の掃除をしていた時です。

同じ階に泊まっていた他のチームの若いコーチが山口SSの部屋の前を通りかかり、「うちの選手たちにこの様子を見学させてもらえませんか」と言われました。
そのコーチは自チームの選手たちを連れてきて、「山口の布団の揃え方を見てごらん。強いチームはこういうところが違うんだよ。負けないようにきれいにしよう。」と仰いました。

 

高田の皆様、参加チームの皆様、大変ありがとうございました。

<参加32チーム>
KANO(オーストラリア)、GAME READY(オーストラリア)、江南南(埼玉)、JSC.CHIBA(千葉)、ばらき(茨城)、JSCファイターズ(栃木)、SoltiloSeiryo(石川)、若鮎城西(岐阜)、ALONZA(愛知)、大山田(三重)、ヴィーヴォ(和歌山)、AZR(滋賀)、御所FC(奈良)、五條FC(奈良)、ディアブロッサ高田A(奈良)、ディアブロッサ高田B(奈良)、長岡京SS(京都)、ガンバ大阪(大阪)、セレッソ大阪(大阪)、ガンバ門真(大阪)、EXE90(大阪)、DREAM(大阪)、西宮SS(兵庫)、兵庫FC(兵庫)、センアーノ神戸(兵庫)、五色FC(兵庫)、オオタFC(岡山)、J津山(岡山)、福山ローザス(広島)、山口SS(山口)、中井(福岡)、舞の里(福岡)
<期日・会場>
予選リーグ 2023年10月7日(土)・新庄新町グラウンド(天然芝)
決勝トーナメント 2023年10月8日(日)・ボスコヴィラ人工芝)
<主催>大和高田市サッカー協会
<主管>ディアブロッサ高田FC U-12
<試合結果>
予選リーグ Aブロック 〔江南南(埼玉)、山口SS、DREAM(大阪)、高田B(奈良)〕
△ 1-1 vs江南南 得点者 田中(アシスト吉岡)
〇 5-1 vs高田B 
得点者 田中3(アシスト品川2得利1) 品川2(アシスト田中1得利1)
● 0-3 vsDREAM
Aグループ2位
決勝トーナメント進出

決勝トーナメント

 

1回戦
● 0-9 vsALONZA(愛知)Eブロック1位
敗者戦
● 1-2 vs西宮SS(兵庫)Fブロック1位 得点者 得利
〇 2-0 vsKANO(オーストラリア)Dブロック2位 得点者 田中(アシスト品川) 品川

最終順位
山口SS 第13位

優勝 センアーノ神戸
準優勝 ディアブロッサ高田A
第3位 DREAM(大阪)
第4位 VIVO(和歌山)
第5位 ガンバ大阪 ガンバ門真(大阪)