<期日>2024年2月17日(土)・18日(日)
<会場>おのさんサッカーパーク 人工芝
<主催>(一社)山口県サッカー協会
<主管>(一社)山口県サッカー協会第4種委員会
<後援>山口県、山陽小野田市、山陽小野田市教育委員会
<特別協賛>JA共済
<結果>
Round of 16
● 2-4 vsレノファウエストU12 得点者 池田、浅井(アシスト池田)

最終結果2024.2,18

 

この大会は、勝ち上がれば4月の中国大会、5月の全国大会へと夢が広がるビックな大会です。
YSSは、これまでチビリンピック中国大会に3度出場し2回優勝、駒を進めた2度の全国大会では準優勝も経験しています(2006年第9期生、決勝:山口SS0ー1名古屋グランパス)。

今回27期も、全国への扉を開くべくトレーニングと試合経験を積み重ね、いよいよ県大会の日を迎えました。
1回戦の相手は下関ブロックを1位で勝ち上がったレノファウエスト、強敵です。
一方我がYSSは、市の予選1日目をプレーオフで何とか勝ち残り、決勝リーグもギリギリ3位で県大会への出場権を得たチーム。
苦しい展開は必至です。

試合前のプランは、1ピリで1-0以上か0-0、2ピリで0-0か0-1、3ピリで勝負というものでした。
そんな中、攻勢に出たい1ピリで惜しい場面を作りながらも得点できず、逆に相手の質の高いフィニッシュから2失点してしまいました。
続く2ピリでは、苦しい展開が予想される中、必死の守備で相手の攻撃を抑え、1失点で終えることができました。
そして、0-3で迎えた3ピリです。互いにベストメンバーを送り出し互角の試合展開になりました。
何とか得点し攻撃の勢いを上げたいYSSは、3ピリ前半で相手ゴールキックからの隙を突いた池田選手のシュートで1点目。
その直後には、池田選手からのスルーパスに抜け出した浅井選手が飛び出したGKを見て、ダイレクトでゴールに流し込む見事なシュートで2点目を奪いました。
完全に勢いに乗るYSSと1点差に迫られ焦るレノファウエストと形成が逆転した瞬間でした。
そして迎えた3ピリ後半、残り6分で何とか同点に追いつきたいと猛攻に出るYSSでしたが、逆に相手FWに一瞬の隙を突かれ失点。
最後まで必死に攻撃を仕掛けましたが、2-4のまま試合終了のホイッスルが鳴りました。

敗れたとはいえ、強豪相手に最後まで諦めず堂々と戦うことができたのは見事です。
この「あきらめない」は、昨年8月のインテグラルキャンプのとき、選手たちが自分たちが理想とするチームの姿を熟議して一つにまとめた言葉です。
夏に掲げた理想が半年後のこの試合につながり具現化した素晴らしい試合だったと感じます。

試合後、応援席の保護者らの前に集まり、部坂キャプテンが悔しさに言葉を詰まらせながらも懸命にあいさつする姿にこれからの躍進を確信しました。
応援の保護者らからも、大きな感動と励ましの拍手が送られました。

ここまで、成長させてもらえ、感動を届けられたのも、目標を与え努力の機会をくださった全国につながる今大会のおかげです。
JA様や県協会の運営の皆様に深く感謝申し上げます。

また、対戦してくださり、課題を与えてくださったレノファウエスト様、ありがとうございました。
見事中国大会への出場権を獲得され、誠におめでとうございます。さらなるご活躍をお祈りいたします。

選手たちは、早速サッカーノートに今回の振り返りを書き、次の練習でシェアし合い、次のステージに向かって走り出しました。
YSSの「可能性へのチャレンジ」は脈々と続いていきます。

真っすぐな眼差しの素敵な子どもたちがここにいるありがたさ、協力的な保護者・ご家族の皆様、OBや応援してくださる全ての皆様への感謝の念で一杯です。
このような素晴らしいチームであるからこそ挑戦する勇気が湧きおこります。
生きている実感です。
あとはサッカーの神様が見守り、正しくジャッジしてくださいます。