2025年2月15日(土)、おのサンサッカーパーク(山陽小野田市)でJA山口県カップ第14回U-11サッカー山口県中央大会が幕を開けました。
山口SSは、これまでチビリンピック中国大会に3度出場し2回優勝、駒を進めた全国大会では準優勝も経験しています(2006年第9期生、決勝:山口SS0ー1名古屋グランパス)。

今回28期が全国へつながる中国大会への切符をかけた県中央大会に挑みました。
最近では、25期がベスト8、昨年27期はベスト16の成績を収めています。

<期日>2025年2月15日(土)・16日(日)
<会場>おのサンサッカーパーク
<主催>(一社)山口県サッカー協会
<主管>(一社)山口県サッカー協会 第4種委員会
<後援>山口県、山陽小野田市、山陽小野田市教育委員会
<特別協賛>JA山口県

28期1回戦の相手は、周東ブロックを1位で上がってきた周東FCです。
試合開始早々周東のバックラインの裏を突く攻撃で浅井選手が幸先の良いゴールを決めるなど1ピリで2得点、3ピリでも2得点を追加し4-0で快勝することができました。

続く準々決勝の相手は下関ブロック2位ながら実力派のFC亀山です。
亀山は立ち上がりからゴールから逆算したそつのない攻撃をしかけ、こぼれ球からのミドルシュートを決められいきなり失点。
考える時間とスペースを埋める時間を与えられず、一手ずつ遅れた対応になり1ピリを終わった時点で4失点と大きく出遅れてしまします。

ところが、2ピリに入るとまるで嵐の後の静けさのよう。
選手たちは冷静に且つ果敢に戦い次第にチャンスメイクをしていきました。
そんな中、髙橋選手のアグレッシブな攻撃が相手のファウルを誘発し、ハーフラインを超えた左サイドでフリーキックを得ます。
このFKを髙橋選手が逆サイドのバックライン裏へ蹴り込むとタイミングよく裏へ抜け出した中村選手が頭で合わせ見事なゴールが生まれました。
続く3ピリも果敢に攻め込み、裏へ飛び出た浅井選手のドリブルから最後は髙橋選手が決め2点目を挙げますが、反撃もここまでとなりました。

<結果>
1回戦
〇 4-0 vs周東FC
準々決勝
● 2-4 vsFC亀山
ベスト8

結果は山口県ベスト8、価値あるベスト8、重みのあるベスト8です。
怪我で欠場の丸山選手が不在の中、山口市大会の予選リーグで最下位スタート。
そこからの敗者復活で何とか出場できた県大会でベスト8までこれたのは奇跡です。

一番うれしいのは、ベスト8までの道のり(過程)です。
市大会後の1か月の間にこの大会に向けて取り組んできたTRや大会参加等での学びが生かされ形になったことで獲得したベスト8であって偶然のベスト8ではないということです。
守備面でも攻撃面でも成果が出てきて、結果につながったことが一番の収穫です。
選手たちは「努力は裏切らない」ことが実感できたことと思います。

一方、失点したり劣勢になったりしたときの対処のしかたにも表れていましたが、まだまだ人間力を上げないといけないということも学べた大会です。
今まさに成長過程にある子どもたちがこの大会に挑むことで、素晴らしい相手との試合に向き合うことで、非常に価値ある学びをさせていただけたと思います。

選手たちには、サッカーだけでなく人生において大切な宝となるこの学びを生かし、さらに「可能性へのチャレンジ」を追求していってほしいと期待します。

 

 

ここまで、価値ある学びができたのは、目標を与え努力の機会をくださったビッグな今大会のおかげです。
特別協賛のJA山口県様、運営の県協会の皆様に深く感謝申し上げます。
また、対戦してくださった周東FC、FC亀山の皆様、その他これまでお世話になった多くのチームの皆様、ありがとうございました。